WEB戦略

WEB集客の王道はまじめに良質なコンテンツを量産すること

経営戦略を深く扱っていると、どうしても発信する情報のコンテンツ・マネジメントは切り離せません。というのも、消費者の購買行動は、検索から比較・検討を得て、ようやく購買に至ることになってきていることから、この検索→比較→検討を競合他社との競争においていかに生き残るかを無視できないからです。

いわゆるAISCEAS(アイセアス)と呼ばれる購買行動プロセスです。

AISCEASとは

  1. Attention(注意)
  2. Interest(関心)
  3. Search(検索)
  4. Comparison(比較)
  5. Examination(検討)
  6. Action(購買)
  7. Share(情報共有)

上の7つのプロセスを経る購買行動プロセスを頭文字をとってAISCEASと便宜上呼んでいます。使い古された購買行動プロセスには、AIDMAやAISASが有名ですが、ここは目新しいコンセプトを検証する場ではないので、詳細の説明は割愛します。有名なコンセプトですので、たくさんの人が詳しく説明してくださってます。興味がある方は、是非検索してみてください。

ブラックハットSEOを排除するペンギンアップデート

さて、ここ最近の依頼事項といえば、かつてSEOの王道であった被リンクやアクセスの自作自演などの外部対策を導入したことにより、グーグルからペナルティを受け、検索結果の圏外に追放されてしまったコーポレートサイトの立て直しです。

自作自演リンクなどの過度なSEOを行うと検索順位が低下したり、ペナルティを受けてしまうことは、あなたも既にご存知でしょう。その原因の大半は、ブラックハットSEOを排除するために行われているペンギンアップデートにあります。

つまり、ペンギンアップデートを正しく理解すれば、あなたが今行っている(行おうと思っている)施策や、SEO業者が売り込んでくる施策が、本当にやるべきものなのかどうかを判断できるようになります。

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートは、ブラックハットSEOを行っているサイトの検索順位を下げ、ホワイトハットSEOを行っているサイトの検索順位を上げることを目的として、2012年4月24日に実用化されたアルゴリズムの改善のことです。

ちなみに、ブラックハットSEOとは、検索順位を上げることだけを目的として、本来適切な検索順位よりも高い順位を得ようとして抜け道のような手法を使って行われるSEOを言い、ホワイトハットSEOとは、サイトの使い勝手の改善、良質なコンテンツ作成の助長、表示の高速化など、ユーザーと検索エンジンの両方に良い効果をもたらすために行われるSEOを言います。

ペンギンアップデートの背景と意図

かつての検索エンジンは、検索エンジンを騙すようなブラックハットSEOを行えば、ユーザーに対して全く役に立たないサイトでも、簡単に上位表示することができていました。

検索をしても知りたいコンテンツになかなか辿りつけず、売り込みばかりが目に入ってくると感じていた人も多いでしょう。これが、ブラックハットSEOの悪しき影響です。求める情報にたどり着くためには検索に技術が必要などと言われたりしていました。当然、このような状態を放置しておくと、検索エンジンの信頼が大きく下がりユーザーが離れてしまいます。

そこで、ブラックハットSEOを行っているサイトがユーザーの目に触れにくくなるようにアルゴリズム変更の必要性が高まりました。

注:パンダアップデートとペンギンアップデートの違い
前者は良質なコンテンツをより高く評価することを焦点としているのに対して、後者はホワイトハットSEOを行っているサイトを高く評価すること(=SEOスパム対策)を焦点としている。

パンダアップデートやペンギンアップデートで具体的にどんなことがされていたかは、検索してお調べください。

WEB戦略の王道は真面目に良質なコンテンツを量産すること

グーグルの理念や使命に言及するまでもなく、ユーザーにとっての価値は、知りたいときに知りたい情報にすぐにアクセスできることです。そのために余計なノイズは排除していくのは、プラットフォーム提供者の重要な役割です。

良質なコンテンツとは、ユーザーが知りたい情報を徹底的に伝え、かつ、そのコンテンツを見るだけで潜在的な願望や悩みが解決する実用的なものです。

良質なコンテンツの4要素

良質なコンテンツをグーグルがどうやって判別しているかというと、当社の顧客企業様にはこっそり差し上げていますが、200ものアルゴリズムがあります。これらは年に500回前後変更されるために、一つ一つ検証して追いかけることは不可能な上に無意味です。

おおまかに大きく4つの要素に分類すると、

  • ・・・独自性、構成、内容(書きたいこと・言いたいことではなく、みんなが知りたいこと)
  • ・・・記事数、文字数
  • ・・・更新頻度、改善(編集)頻度
  • ・・・著者(オーサーシップ)

と分類できます。記事の内容(質)とともに、一記事あたりのボリュームやページ数、更新頻度を計測しています。さらには、何を書くかと共に、誰がそれを書いているかを検索結果に反映しています。質量度人(しつりょうどじん)とおぼえましょう。

200の小項目をすべて検討するのは大変ですが、この4つくらい最低限守っていないとWEBで勝つことはできません(きっぱり)。

書きたいことではなくお客様が知りたいことを書け

成果の出ないWEBサイト運営に、とにかく更新する、という典型的パターンがあります。これはAmebloに代表される、無料ブログの影響でしょう。「書けばいい」というのは手段が目的化した最たる例で、なんのために記事を書いているのか聞きたくなります。

日記として割り切ってるならワールドワイドウェッブに公開しなくてもよろしいでしょう。公開しているというのはすくなからず「見てもらいたい」願望があるからですが、にもかかわらず、見てもなんの価値もない記事を量産することは「スパム」扱いされて当然ということです。

もう一度前述の良質なコンテンツの定義を引用しましょう。

良質なコンテンツとは、ユーザーが知りたい情報を徹底的に伝え、かつ、そのコンテンツを見るだけで潜在的な願望や悩みが解決する実用的なものです。

少なからずユーザーは今抱えている疑問や悩みを解消するために検索しています。ユーザーの関心を無視して自分が言いたいこと、書きたいことを書いているだけでは支持されません。

アクセスの集まらないWEBサイトは、コンテンツの不足や未熟を証明することになり、検索エンジンの評価だけでなく、ユーザーからの信用も下げることとなるでしょう。

良質なサイトはより高く評価される

テクニカルな話は一切ありません。まじめに良質なコンテンツを量産すること、これを続ければきちんと評価されます。当たり前のことを当たり前にやる、できる。そのための仕組みに貴社のWEBサイトをリノベーションしましょう。

そのために必要なノウハウはすべてあります。その証拠に、当社の全クライアントがもれなく成果を創出し、アクセスも業績もずっと右肩上がりです。

検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのために Google は多くの検索アルゴリズム変更を行っています。私たちはまた、検索アルゴリズムだけの為でなく、ユーザーの為に優れたサイトを作っている方々の努力が、きちんと報われてほしいと考えています。(良質なサイトをより高く評価するために) 

後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

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