選択と集中。1つのことから生まれる偉大な成果

  1. 経営戦略
  2. 29 view

【読了の目安 : 6 分】

創立二周年を迎えて

株式会社コンセプト・コアは、お陰様で4月5日に二周年を迎えることができました。これも一重に創業以来支えてくださった顧客企業の皆様、家族、そして協力先の皆々様のおかげと感謝しております。

さて、当社は、創業以来、家業から企業へのステージにある企業様に特化し、経営戦略を指南することで、顧客企業の存在価値向上に寄与してまいりました。

それは、

「経営戦略?そんなものない。そもそも経営戦略ってなんだ?」

「事業計画?そんなもの作ったことがない。」

「コンサルタント?そんなものうちには必要ない。」

という、到底「経営」と呼べるレベルに達していない企業に対し、「戦略思考」をインストールする、地味で地道な、しかし、とてもやりがいのある仕事です。

戦略とはすなわち、やらないことを決め、1つのやるべきことに選択と集中することです。そして、経営コンサルタントの役割とは、顧問先の一点集中すべきポイントを見極め、目覚ましい成果を創出するたった一つのことに選択と集中するお手伝いをすることでもあります。その仕事は、つまり、「いかに良質な質問をするか」という一点にあるのではないかとも思っています。

25,000ドルのアイデア

たった一言のアドバイスで、現代の貨幣価値でおよそ1000万円の報酬を得て、その会社をのちに世界最大にすることに成功した伝説のコンサルタントがいます。

彼のアドバイスは実にシンプルです。

明日やるべきことを今日リストアップし、優先順位の高い順から一つ一つ順番に取り組むというものでした。たったこれだけのことでその会社の能率は50%も改善したと言います。

この伝説のアドバイスは、6つの重要事項に選択と集中するものですが、形式だけ真似てみてもうまく機能しません。それどころか、そのまま真似ると単なるTODOリストになってしまいがちです。

6つでは多すぎるのです。

目覚ましい成果をあげようと思うのなら、また、達成したい目標があるのなら、6つではなくたった1つのことを選択し、それに集中する方が有益な場合もあります。

足し算から引き算へ

我々の時間は限られています。あれもこれも手を付けるとどれもこれも中途半端になりがちです。成果を上げたいと望むのであれば、あれもこれもの足し算ではなく引き算をして、一つのことを如何に効率よくやるかを考えたほうがよいのです。

つまり、やることを増やすのではなく減らすことで、やらないことを決め、やることを絞り込むのです。

成功や幸福より重要なもの

最高の人生とは、いかに納得の行く人生を送ることができたかによって決まると思います。つまり、いかに後悔しないかだと思うのです。

それはもしかしたら成功や幸福よりも重要な事かもしれません。

ブロニー・ウェアの死ぬ瞬間の5つの後悔という本があります。

長年介護に携わってきた中で、たくさんの死と直面してきた著者は、死を目前にした人が後悔することは主に次の5つがあることに気づいたといいます。それが、

  1. 自分に正直な人生を生きればよかった
  2. 働きすぎなければよかった
  3. 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
  4. 友人と連絡をとりつづければよかった
  5. もっと幸せを求めればよかった

という5つです。

あのときああしておけばよかったと後悔しないためにも、今ベストと思えることに選択と集中することが大切だと思います。

今ここ、この瞬間とは

今ここ、この瞬間に集中せよ、とはよく言いますが、今ここ、この瞬間とは何でしょうか。幼少期に空手の師匠より教わったことに、

一人で大勢の敵と戦わなくてはならなくなった場合、常に一対一の状況をつくるようにして戦え

と教わったことがあります。

今になってこれが「今ここ、この瞬間」なのかなと思っています。つまり、目の前の一人、一つのことに集中せよということです。

さらには、

最初に相手のリーダー格で一番強い者を見極め、それを優先的に倒せ

ということでした。これもつまりは選択と集中以外の何物でもありません。選択と集中するなら何に選択と集中するか、ということです。

もっとも労力をかけずに勝つためにどうすればよいか、すなわち、これが戦略です。

つまり、今ここ、この瞬間とは、戦略思考に他なりません。

質問の質=人生の質

この公式の証明は簡単です。

間違った質問からは間違った答えが導き出され、正しい質問からは正しい答が導き出されるからです。したがって、人生とは質問そのものであり、どう生きるかがその答えかもしれません。

ところが、厄介なことにどんな質問が正しい質問なのか見極めるのは困難です。しかしながら、これは次のたった一つの質問をすることで大方解決することができます。

すなわち、

“それさえすればそれ以外の全てがもっと簡単になるか、不要になるような、わたしができるたった一つのことは何か?”

ということです。

ここでも注意したいのは、あなたができるたった一つのことは、同時にあなたがすべき最も重要なことである必要があり、ただ単にそれしかできないから、というのでは見当違いということです。

これについては、こちらの記事が参考になるので合わせてご覧ください。

(関連記事)料理人がなぜ経営コンサルタントになったのか?

あるべき姿を定め、やるべきことを考える

今年からあたらしく始めたものに「戦略会議」という企画があります。今やるべき、それさえ解決すれば他のすべての問題がより簡単に解決できるようになるか、あるいは、解決する必要がなくなるような、たった一つのことは何かを見極める会議です。

これは、通常の社内会議ではなく、社外で行うオープン会議です。

毎月定例で行うことで、強制的に「今ここ、この瞬間」に選択と集中する機会をつくっています。

セミナーやワークショップではなく、各自テーマをもちよって発表し、参加者に意見やアドバイスをもらうというスタイルで、主体性を重要視しています。たったの1000円で参加できるとあって、継続的にご参加いただける人が徐々に増えてきました。

今後全国展開を考えているサービスです。

仕事を通じて幸せになるための自分の活かし方

創業以来大切に育てているサービスに、とあるコンサルティング・サービスがあります。頑張っても頑張っても成果が出ないのには理由があります。あなたが本来やるべきことでないことに集中しているからです。

あなたがあなたのやるべきことを見極め、それに集中することができれば自ずと成果もあがることでしょう。100の良質な質問を通じて、あなたのやるべきあなたにしかできないことを炙り出し、あなたのあるべき姿を見極め、やるべきことを明確化し、それを実行・実現するためのレシピを一緒につくるサービスです。

自分のことは自分ではわかりません。自分で自分のことが分かる人には不要なサービスかもしれません。しかしながら、そんな人はごく一部です。大抵の場合、わたしも含めて、わかったつもりでわかっていないことがほとんどです。だからこそ、第三者による質問と視点が重要です。

あなたにとっての1人

ウォルト・ディズニーにとっての兄ロイ、アルベルト・アインシュタインにとってのマックス・タルムード、ビートルズにとってのジョージ・マーティンなど、一般的には知られていませんが、偉大な業績を残す人物の影には、必ず彼らに影響を与えた1人がいます。

1人で偉大な成果を上げることができる人はほとんどいません。

願わくば当社が貴社にとっての、わたしがあなたにとっての1人になりたいと思っています。

gotokenta

後藤健太

Life is Contents! 人生に一片の無駄はなし。すべての経験をビジネスのネタにするくらい逞しく生きて行きたい。

記事一覧

関連記事

競争力の源泉

差別化とか独自性とか、そういうのを意識しすぎて、誰にも相手にされない孤独な領域に足を踏み込み入れてしまう人がいる。戦わないと言う時、相手がいなければ当然戦うことは…

  • 13 view

一所懸命な人と一生懸命な人

頑張っているのに成果がでない毎日目の前のことに一心不乱に取り組んでいるのに、いっこうに目標に近づいている気がしない。それどことか、気づいたらいつのまにかまったく違う方…

  • 85 view

自律と自立の違いとは

*2018年8月13日加筆修正自律と自立の違いについて調べてみると、それを適切に説明できているページはほとんどなかった。それどころか、間違っていると言わざるをえな…

  • 5781 view

差別ではなく区別

ある人からわたしの言動に対し「あなたはわたしを差別している」と指摘を受けた。わたしはコンサルタントなので「差別化」は好きだが「差別」はしているつもりはない。倫理的…

  • 29 view