「自粛から自衛へ」東京都の小池百合子知事の記者会見での名言です。東京アラートの解除にはまだ早いのでは?という世間の声もちらほら聞こえますが、自粛をこのまま続けたり繰り返すことも現実的ではありません。自衛というのはリスクや驚異を当たり前のものとしてそれと共に生きる心構えに他なりません。此所、名刺管理アプリの通知が騒がしいのですが、過去に名刺を交換した方々が次々とオフィスを移転したり廃止しているようです。予測はしていましたがアプリの通知で実感することになるとは思いませんでした。さて、タイトルに掲げた「再生開始宣言」について。理想の生活があってそれを実現するための働き方がある、とは前回書いた通りですが、つまり生き方と働き方は密接に関連しており、如何に生き如何に働くべきか、もっと言えば何のために生き何のために働くのかを今一度真剣に考えてみる必要がある、そこからが再生開始なのだという思いを込めています。人の上に立つことの多い皆様に置かれましてはそれぞれの組織において、自社の新しいビジョンを掲げることが重要なミッションとなります。この再生の時代に必要な3つの力は「伝える力」「導く力」そして「超える力」です。前代未聞のこの出来事を糧にして更なる飛躍の契機としましょう。(太)
「満福通信」2020(令和2)年6月号より
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