鋒のオーバードライブ【稽古備忘録】金山剣術稽古会20180903(剣術、抜刀術)

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月曜定例の金山剣術稽古会@新宿スポーツセンターは、スタート時点では半分くらいの入りだったのが、あっという間に8割、9割の混雑状況に。

その内訳はもはや個人開放の枠に収まりきらない殺陣団体および渦中の全剣連居合グループが大半を占めている。

そういえば最近は来ると道場の半分は占拠してしまう剣道団体を見ないが流石に苦情が出たのだろうか。

さて、本日は金山先生とマンツーマン。

午前中は定例パーソナルトレーニングで右膝の故障によりしばらくお休みしていた体幹&下半身の集中トレーニングのためもはや足腰はフラフラであったが、いつも通り蟹と雀による下半身鍛錬稽古。

空調のない蒸し暑い空間で一気に汗が噴出。

まずはじめにここのところの研究成果をシェア頂き、仙骨の調整による足裏感覚の充実がパワーを引き出すというのを、体術により確認。

なるほど。

真剣斬法においても振りかぶらずに最小限の動きで何かを両断する時には、足が浮ついたままだと全く威力を発揮できない。

そんな時は「地に足がついた感覚」を取り戻す。

仙骨による調整はその「地に足がついた感覚」に近い。

これは古武術では忌み嫌われる「居着き」とは本質的に異なる。

続いて小太刀術の稽古。木刀の大刀で正面斬りに来たところを小太刀で受け止め、そのまま押し込む。

刃と刃を合わせて力比べをするとどうなるかというと、刃が滑って小太刀を支える両手指を切断してしまう。

そうならないためには互いに正中の取り合いが重要となる。

正直言ってこれは正中線が養成された達人同士にしか為せない技かもしれない。

正中線の感覚がないと合わせた刃が滑りまくって拮抗しない。

これを実現するには仕打ち相互に精妙なる正中線の取り合いを行う必要がある。肉体的力以上に精神の集中を要する稽古でさらに汗が噴出する。

続いて大刀同士で突きに対する対応。

表裏両方行う。先の小太刀による正中線の感覚が残っていたためか、今まで以上に安定して技が繰り出される。しかしながら、重心移動と手の内の操作が不十分で納得の行くものがなかなできない。

続いて居合刀に持ち替え抜刀術へ。

趺踞からの抜刀に変更あり。納刀が逆手横納刀になった。

見た目にかっこよくなっただけでなく納刀法のバリエーションを稽古する目的もあるとのこと。

つづいて、鷲眼一閃の検討へ。

ここでも冒頭で行った仙骨の調整による足裏感覚の充実を取り入れる。

結果として久しぶりに鋒が走る感覚を取り戻す。

踏み込みの距離もぐっとあがった。より遠くより深くよりスピーディに。

最後に懐月の確認。ここでも仙骨の調整による足裏感覚の充実を行う。

こうしていつもの技が異質なものへと進化していく。

これが金山剣術稽古会の特徴であり醍醐味でもあると同時に、これこそが武術稽古のあるべき姿ではないかと思っている。

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