【読了の目安 : 2 分】
スポルテッド・ジャパニーズ・ホース・チェストナット
菌類の侵食による独特の模様が入ったトチノキのネックレス。
スポルテッドとは
樹木の亀裂などから雨水が染み込んだ際に、内部にカビや細菌などが繁殖して黒く筋状に変色して出来た造形的に美しい模様。特にメイプルが有名。メイプルは「メイプルシロップ」を取るために人工的に傷を付けるため、この様な杢が現れやすく、スポルテッドメイプルとしてギターなどによく用いられる。
今回入手したこれは、栃木(トチノキ)のスポルテッド。トチノキはウォールナットと並ぶ高級木材。
杢(モク)が美しい。
杢(モク)は、天然のホログラムとも言っても言い過ぎではないかもしれない。木材の表面の繊維が沸き上がるように渦巻き、屈曲し、その躍動するうねりと色彩の変化が驚くほどの美しい造形を織りなし、その偶然の稀少性を尊び「杢」と呼んで珍重されている。ものによっては見事な立体感があり、見る角度によって様々に光を反射して連続的に姿を変える姿が実に幻想的で美しい。
この杢の魅力に取り憑かれている僕は、杢の浮き出た木のアクセサリーに目がない。
裏面
菌の侵食が黒い筋となって不思議な模様を描き出す。
世界に二つとない稀少性もまた、人と同じことが大嫌いな僕を魅了して止まない理由の一つ。
ぐるっとお散歩篠原展2015にて入手。
NPO法人 篠原の里 で販売代行しているものらしい。今回のは下のパンフの加藤正樹邸にて購入。作家さんのお名前聞いてくるの忘れた。多分本人から直接買ったのだと思う。
篠原(しのばら)は相模原市緑区牧野にある小さな集落。
妻の古くからの知人がここに古民家を購入し、再生をしている。(パンフレット右下から2番目の釜戸上がそれ。”かまんどのうえ”と読む)
ぐるっとお散歩篠原展ではベンガルカレーを提供している。今年はブリのカレー。魚の出汁が余すこと無く抽出されておりうまい。おすすめ。
この記事へのコメントはありません。