社長ブログ

自社企画開発商品をリリースしました

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経営コンサルティング会社のものづくり

相模原にある経営コンサルティング会社が顧客企業の経営課題を解決する製品を独自開発しました。
株式会社コンセプト・コアでは、顧客企業の経営課題を解決するお手伝いをしています。現場でのコンサルティングから抽出された様々な経営課題に対して導かれたソリューションから、具体的なプロダクト開発に発展することが珍しくありません。
顧客企業と同様の経営課題を抱える企業様の課題解決に役立つと思い、今回、この春より取り組んでいたいくつかのプロダクトをリリースすることとなりましたので、ここでいくつかご紹介させていただきます。

飲食店が対処すべき3つの経営課題

まず、コンセプト・コアの主要顧客である、飲食業界の企業様向けのプロダクトをご紹介します。飲食店には対処すべき3つの経営課題があります。

  1. 食中毒リスク
  2. 労災リスク
  3. 火災リスク

です。
コンセプト・コアでは、発生した場合に飲食店経営の根幹を揺るがすことにもなりかねないこの3つの経営課題に対し、4つのプロダクトを企画開発しました。

飲食店の3大経営課題を軽減する4つの製品

  1. 尖水(トガリミズ)
  2. 澄みさら
  3. 汕空(さんくう)
  4. プラスワン・スーパー

以上、4つの独自企画製品(※プラスワン・スーパーは既成品)は、それぞれ以下の表に示すように飲食店の3大経営課題に対応しています。
3大経営リスク対応表

発想の原点

いずれの製品も、”世にすでにある”ものから着想を得ています。ただし、既成品のいずれもが高額過ぎて、費用対効果が悪いのが特徴です。
コストカットやコストダウンというとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、これは一種の発想法であり、思いや熱意の実現、また、経営戦略でもあります。
どんな思いや熱意の実現かというと、
「良質なものをより安く、より多くの人に届けたい」
という思いです。
例えば、澄みさら尖水(トガリミズ)は、当社が経営顧問をしている顧客企業で、食油が倍程度に長持ちし、食材がカラッと美味しく揚がり、時間がたってもベチャッとしない高機能の電場フライヤー(100万円相当)や誘電加熱フライヤー(月額約2万円のレンタル品)と、冷蔵庫に入れた食材が長期間鮮度維持する電場冷蔵庫(200万円相当)の、合計300万円を投資しようとしていたのをきっかけに、
「確かに性能は素晴らしいがあまりにも投資コストが高すぎる。シンプルな技術だからもっと安く実現できるはずだ」
と思い、わずか数ヶ月で開発することができました。
100万円相当の電場フライヤーは、1セット5万円(特別価格)の澄みさらに、200万円相当の鮮度維持冷蔵庫は、月々5000円程度の尖水(トガリミズ)で用が事足りました。しかも、除菌洗浄鮮度維持をたった一本で実現する尖水(トガリミズ)の導入により、今まで使っていた、アルコールや次亜塩素酸の高価な除菌スプレーや、緑の液体の強力洗剤などが不要となり、月々数万円のコストダウンを実現しました。
澄みさらによって、食油の鮮度も倍になり、食油使用料は半分になりましたから、これによる油使用料の低減もあり、イニシャルで290万円以上のコストカットをしただけでなく、毎月5万円から10万円のコストダウンも実現しました。

フェラーリよりフィットを

「フェラーリよりフィットを」、というのはわたしのつくった造語です。これは、「最高より最適を目指す経営戦略」という意味です。
上述の電場フライヤーや誘電加熱フライヤー、そして電場冷蔵庫は、いずれも素晴らしい製品です。品質も問題ありません。しかしながら費用対効果という視点で見た時に、身の丈にあっているでしょうか。
それらを最高級スポーツカーの代名詞たるフェラーリとするなら、当社の開発した澄みさら尖水(トガリミズ)は、日本の大衆車の代表格であるHONDAのフィットです。
しかも、フェラーリとフィットほどマシンの性能に差はありません。ほぼ同等の効果、価値が得られるのに、コストはわずか3%です。燃費(ランニングコスト)を考えたら、もっと経済的でしょう。
ごく一部の大手企業や超高級店であればフェラーリを導入する意味もあるでしょう。しかしながら、一般的な中小企業や飲食店にフェラーリが必要とはとても思えません。もしそれを導入するというのなら、それは間違った経営戦略です。

空気清浄機3台常時フル稼働!六本木の会員制Barの事例

当社の重要な顧客企業に、六本木で会員制Barを経営している企業様があります。席数わずか15席程度のカウンターだけのBarです。ビルは老朽化も進んでおり、経年劣化が進み染み付いた独特の臭いがあります。
このBarの悩みは、まさに臭いでした。
ビル自体に染み付いた臭いもさることながら、来店客の吸うタバコ臭、エアコンから常時吹き出るカビ臭、風通しの悪い都心のビルテナント特有のドアを開けると襲い掛かってくる湿気と熱気を含んだむわっとした空気臭。
わずか15席の小さな空間に、大手家電メーカーの空気清浄機、大手衛生企業の高性能空気清浄機、合計3台体制で24時間フル稼働させてもこの嫌な臭いがとれませんでした。
そこで、当社の自社企画開発した「汕空(さんくう)」をたった1台導入したところ、一気に改善し、空気スッキリな癒やしの空間を実現することができました。
注目すべきは、その効果効能もさることながら、導入コストと維持管理コストです。
従来は、高機能空気清浄機の導入に約20万円、年間維持管理コストに約5万円かかっていました。汕空(さんくう)の導入コストは工事費含めて約20万円、年間維持管理コストはわずか1300円程度です。
つまり、年間4〜5万円のコストダウンを実現しました。それだけではありません。今までそれだけお金をかけていたのにまったく解決しなかった臭いの問題を解決した上で、この費用対効果を実現している点に注目していただきたいのです。

すべては経営戦略

フライヤーや冷蔵庫のように、費用は高くても効果効能がそれなりにしっかりしているものならまだしも、空気清浄機のように、高価なわりに効果効能がはっきりしないものもまだまだ多くあります。
コストに見合う価値が創出できているか、経営者は常にここに目を光らせていることが重要です。コスト以上に価値を創出できていないと判断されたのなら、出血をくいとめるためにすぐに手を打つ必要があります。
そのための判断指標は、1にも2にも経営戦略なのです。

圧倒的低価格を実現できる理由

コンセプト・コアが、すでにある類似製品と比較して、圧倒的低価格を実現できる理由は、コンセプト・コアが経営コンサルティング会社であり、製品を作る製造メーカーでも、それを仕入れて販売する小売業者でも、作って販売する製造小売業者ではないためです。
製品を売って利益を得るモデルではなく、製品を導入した後の継続的サービス提供こそが、コンセプト・コアのビジネスの根幹だからです。
価格の設定は、売って儲かる高価格や、ほどほど利益の得られる適正価格でもありません。
赤字の出ないギリギリのラインで、なるべく多くの企業様に使っていただきたいと願っています。
また、なるべく安く提供するために、代理店方式も採用しておりません。どうしても取扱を希望する企業には、こちらの事業コンセプトと戦略を理解し、共感してくださるところにだけ口座を開くことにしています。

後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

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