2月27日に戦略会議の第1回を開催しました。少人数でじっくりと意見交換ができ、とても充実した会議となりました。
会議のルール説明や、会議をする上での考え方などをシェアする時間がおもったよりかかってしまい、最後まで追えることができなかったのですが、次回からは、テキストと音声での解説を用意し、参加者の皆様には事前に学習しておいていただくよう改善致します。
さて、戦略会議次回開催は3月26日(水)です。詳細は以下をご確認ください。
戦略会議とは
戦略会議の満足度
参加者にアンケートをおねがいしました。結果、満足度100%でした。
特に、「会社以外の人からの提案や質問をもらうことの価値を感じられたか?」という質問に対しては、Yesが100%で、参加者の全員が価値を感じて下さったようです。
ここが今回、戦略会議で狙った部分でもあります。社内の会議はマンネリによって退屈でつまらないものになりがちですが、社外で社外の人とする会議はエキサイティングそのものです。
まず、自身の仕事について説明することが求められます。社内では暗黙の了解であることも、社外の人にもわかるように自分の仕事を捉え直すことは、それだけでも価値がありますが、それ以上に、なぜその仕事をしていて、どのように仕事してきて、どんな問題に突き当たって、それをどう解決しようとしているのか、わかりやすく説明しなければなりません。
おそらく、ここまででも社内で頭を抱えていた問題をクリアに捉え直すことができると思いますし、その上で自分の出した施策についていろいろな経験をお持ちの方々から提案や意見を聞くことができます。
それにかかる費用は、往復の交通費と参加費1000円だけです。
社外の意見の価値
社外の人からもらう提案や意見にはどんな価値があるのでしょうか。参加者に聞いてみました。
“業界の枠に囚われない感覚がとても新鮮でした。”
“こちらの思いや意思と世間との共鳴点を見つけられました。”
“社内だと遠慮して言いにくいこともズバッと意見をもらえるところがよかったです。”
“自分の知らない視点・経験からの意見が聞けたのがすごく刺激的で面白かったです。”
以前、紹介でとある建築屋さんと仕事をすることがありました。一緒に仕事をしていて一番気になったのは、業界の慣習にとらわれていて建築屋にとって重要なはずのクリエイティビティ(創造性)を発揮できていないことでした。
色々提案してみるも、業界ではそれはスタンダードではない、とか、常識的でないという反論がすぐに返ってきます。
いくつかプロジェクトを一緒にやりましたが、何一つ形にならない上、この先もないだろうとこの仕事には見切りをつけました。
建築に限らず、業界の慣習や因習にとらわれている「古くて寝ぼけた業界」では、業界の非常識、他業界の常識を新鮮なうちにスピーディに取り入れ、自分の業界に変革をおこしていく姿勢が求められます。これがイノベーションです。
業界の古くて寝ぼけた慣習や因習にとらわれているうちに、感度の鋭いお客様はどこかに去ってしまっていて、そこにいかに早く気づいて適応していくかが求められます。これがマーケティングです。
言ってみれば古くて寝ぼけた業界というのは、マネジメント(経営)にとって最重要活動であるマーケティングとイノベーションをサボってきた結果生まれたもので、そういう業界では、マネジメントにいち早く取り組み、マーケティングとイノベーションを行った企業はこう言われます。
- 反則
- 掟破り
本当にそうでしょうか?
反則なのではありません。販促なのです。掟破りなのではありません。型破りなのです。そのルールは誰が決めたのでしょうか。誰のためのルールなのでしょうか。
徹底的にお客様の方を向き、お客様の視点でお客様にとって自社の「あるべき姿」を捉えなおせば、おのずと「やるべきこと」は見えてきます。
これが戦略会議の真骨頂であり、存在価値です。したがって、こうした古くて寝ぼけた業界にこそ戦略会議が提供する価値が必要だと強く実感します。
最も価値があったこと
戦略会議に参加してもっとも価値を感じられたことを聞いてみました。
“日常的に掲げきれていない「あり方」が明確になった。”
”「戦略」と「戦術」の違いについてのお話は目からウロコでした!!
“「目的」と「目標」の違いについてよくわかったこと”
“問題解決の順番が理解でき、自分で解決できる気がした!!
戦略会議のイベントサブタイトルには、「あるべき姿からやるべきことを考える」と銘打っています。
タイトルのとおり、「あるべき姿からやるべきことがわかる」。これが戦略会議がもっとも大切にしている価値です。
目的や目標、戦略や戦術など、普段、無意識的に使っている言葉を正しく認識するだけでも混乱した思考の整理には役立ちます。
こうしたこともいつまでもなぁなぁにしておかず、時間をとってじっくり考えてみることが必要です。一人で考えるよりも複数人で複数の脳みそを使って議論を深めていくほうが早い、ただそれだけのことです。
戦略会議をより良くするアイデア
戦略会議の良さ、価値は社外の人の色々な意見や提案を聞けることだと、すべての人がそう感じてくださいました。
だとすれば、社外の人がバリエーション豊かにより多く参加していただくことが戦略会議をより良いものにするはずです。
一人の力はたかが知れています。自分にない知識や情報、技術や経験をどのように手に入れ、自分“たち”のものとし、活用するか、そこに問題解決の緒が隠れています。
一人ひとりの能力は大差ないはずなのに、目標達成するトップ4%と、目標設定したものの達成がかなわなかったその他の人の違いは、こうした自分以外の知識や情報、技術や経験を活用できているか否かの違いです。
是非いっしょに躍進したい協力関係にある仲間の方を伴って参加ください。
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