起業家のマインドセット

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【読了の目安 : 4 分】

目的に応じて複数のコミュニティを運営している。

この運営には主にフェイスブックのグループ機能を使っている。これは使い勝手がとても良いからだが、その使い勝手はどんどん進化している。

予言してもいいがフェイスブックは近々コミュニティ運営のプラットフォームにおいてダントツの地位につくであろう。もうコミュニティのフェイスブック、コミュニケーションのフェイスブックと言って過言ではない時代が来るはずだ。

皆あまり使いこなしていないので知られていないが、これはウェブ界隈の潮流と合わせて、グループ機能のバージョンアップの熱心さから言っても間違いないはずだ。

使いこなしていない、というのは言い換えればほとんどの人は運営サイドにはいない、ということでもある。

これは先日コミュニティ運営に関するセミナーに参加した時にもびっくりしたが、およそ70名いる参加者のうちグループ運営している、したことがあるというのはほんの数名しかいなかった事実からも明らかだ。

グループ運営に熱心な層で僅か7%という割合は全体にしたら1〜2%かあるいはそれを割り込むかもしれない。

私からすれば運営したことないと何が課題かすらわからないのになぜ参加しているのか意味不明であったが、なるほど、運営してみたい、というはじめの一歩を踏み出せない層が9割以上いるわけだ。

その中には現在サラリーマンでいつか起業したいと思っている層が相当数いるらしく、そういう層とはあえて関わらないようにしていたのだが、とあるグループを作ったところそういう層の人間が一人紛れ込んでしまった。

彼はたった一人だけ覆面ニックネームでアカウントを作っており、今思えばその時点でグループへの参加はご遠慮頂くべきであったが、なにか顔出し名前出しできない事情があるのだろうと様子見のために一応参加を許可した。

すると彼はグループに参加するなりグループの目的とはかけ離れたお願い事を参加者に向けて発信し出した。

いつか脱サラして起業したいが、どうやってお金を稼げばよいかわからない。手取り20万くらい稼げるビジネス教えて欲しいという趣旨の投稿だった。

グループ運営者として参加者にとって気持ちの良いコミュニケーションが取れる場を作るために健全なグループ運営を目指している。

それに合わない言動は粛正していかねばならない。投稿への直接コメントは公開処刑になりうるのでそれは避け、早速個別メッセージで趣旨を伝えた。そこで先の投稿の裏にある思いや事情をヒアリングしたところ、言い訳と他責、わからないから教えてくれのオンパレードであった。

このグループの趣旨は参加者同士で意見を出し合い、助け合いをして互いに互いの商品やサービスをブラッシュアップしていくもので、お勉強のためのグループではないこと、全員自分のビジネスを持っていてそれでお客様からお金を頂戴して生きているプロフェッショナルであること、そのプロに向かって教えてくれというのはお金を払うということだというのをお伝えしたが理解できなかったようだ。

丁寧に事情説明し彼にはご退場いただくことにした。

いつかこうなりたい、こうなったらああしたいと願望を語るのは自由だが、これだけは言える。

起業家というのは条件付きではない。つまり、こうなったから起業したのではない。ああなったから起業したのではない。起業家ははじめから起業家なのだ。

状態ではなくマインドが最初から起業家なのである。

起業家マインドというのがこれだ。

したがって起業家は言い訳をしない。

すべて自己責任、自分次第という前提条件を当たり前に受け入れ、それがスタンダードとなっている。

偶然はなく必然しかない。

起こる事象はすべて善であるし、すべての事象は全肯定の対象であり、否定的な要素がない。

できない理由やらない理由などどうでもよく、できる方法やる方法にしか関心がない

まず逃げ口上があり、できない理由ややらやらない理由を並べ立て、それらの責任を他者になすりつけているようなマインドの持ち主は最初から起業家には向いてない。

悪いことは言わないから脱サラして起業なんてやめるべきだ。それだって現状からの逃避にしか聞こえない。

現状に不満足だから現状を変えたい。

過去や現在を否定して受け入れられないものにより良い未来など描くことはできない。

満足は満足の先にある。不満足の先には不満足しかない。まずこの原則を知らねばならない。

満足、不満足というのは主観的な解釈でしかない。

事実は一つ解釈は無限。

この世をパラダイスだと認識できる人にはこの先もパラダイスしかないが、地獄だと認識する人には地獄しかない。

つまり、パラダイスの住人であるか地獄の住人であるかは自分次第なのだ。

大体どうやって稼げばいいかわからないから教えて欲しいと言っている人間のどこに起業家の素質があるのだろうか。

就職して毎月お給料がもらえているだけで感謝すべきだ。こういう人はそもそも現状に文句垂れる資格はない。

前に進みたいなら(未来を変えたいなら)過去を肯定し現在に感謝しなければならない。

過去の問題から逃げていてはいつまでも前に進むことはできない。

そして、起業家の世界では自分以外のだれも自分を助けてくれる人はいない。

すべて自己責任、すべて自分次第。

そういう世界で生きていく覚悟がある人だけが起業して成功を掴むことができる。

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後藤健太

【サムライ社長】
斬法総合研究所所長/真剣武士道指南役
株式会社コンセプト・コア代表取締役/経営コンサルタント
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