【戦略会議】実り多き会議にするための参加者心得

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【読了の目安 : 5 分】

目標達成するトップ4%のための、理想と現実のギャップを解消しあるべき姿を実現すべく、みんなでみんなの問題を解決する「戦略会議」がいよいよスタートします。

参加表明いただきました皆様、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

さて、内容の詳細もお伝えせずにゆる〜く募集し始めた「戦略会議」ですが、ピンと来てすぐさま参加表明いただいた極めて感性の優れたトップ4%の皆様に、わざわざ貴重なお時間を割いてご参加いただくうえで、「参加してよかった!」と心から思って頂けるように、実り多き価値ある会議にするための心得をいくつかお伝えいたします。

熟読のうえご参加くださいますようお願い申し上げます。

*戦略会議は「達成会議」へとバージョンアップしました。

戦略会議とは

まず、戦略会議についておさらいしましょう。

戦略会議とは、すべての企業や事業に共通する「人々の生活をよりよいものとする」という目的のために、

  1. 自社(自分)は何をすべきか
  2. なにができるのか
  3. なにをやりたいのか

を明確にし、それを実現するために立ちはだかる障害や問題をどう解決していくのか発表して参加者同士の質疑応答を通じて、よりよくブラッシュアップしていく会議です。

自社(自分)は何をすべきか

これは、自社(自分)の存在理由であり、社会(他人)から、こうして欲しいと期待されていることですつまり、ニーズと言えます。ニーズや期待とは応えるものです。

なにができるのか

これは、能力です。求められていることを実行し達成することができる、期待やニーズに応えることのできる能力です。能力とは磨くものです。

なにをやりたいのか

これは、希望です。心からやりたいと願う、それがやれたら自他共に喜びを分かり合える、それをやることによって貢献したいと思う希望です。希望とは叶えるものです。

期待、能力、希望、これら3つの要素によって構成される領域があるとき、それら3つが重なりあった部分、それがあなたが果たすべき役割(使命)です。

期待・希望・能力ニーズだけ捉えて「ビジネスチャンス!」と叫んで、出来もしないしそれほど情熱があるわけでもないのにはじめてしまったり、「これをやりたい!」という熱意だけで、出来もしないし世間から求められてもいないのにはじめてしまったり、「自分にはこれしかないから!」とニーズも熱意もないのに仕方なくはじめてしまったり、そういう人や事業が多い気がします。

つまり、期待に応えず希望だけ叶えようとしていたり、能力がないのに期待に応えようとしたり、希望がないのに頼まれてできるから仕方なくやってみたり、ということが多いということです。

これでは期待にも応えられなければ、希望を叶えることもできません。

解決すべき最も重要な問題はなにか

さて、人々の生活をよりよくするために、あなたが期待されていること、できること、やりたいことが明確になり、為すべきことが見えてきたなら、それがどのように「人々の生活をよりよいものとする」のかイメージしましょう。

すると、それを実現するために立ちはだかる障害や問題がたくさん出てくるはずです。それを列挙しましょう。それらはすべて解決すべき問題かもしれませんが、戦略会議では、それさえ解決すれば他の問題も一気に解決してしまうような、最も重要な問題を見極めます。

適切な質問とは

もし自分が殺されそうになって助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら、最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう

A.Einstein

これはアインシュタインの言葉ですが、問題は問題のままでは解決することができません。また、生産管理の手法で用いられるような「なぜ」を5回繰り返すことでも解決できません。それだと原因追求になってしまい問題解決ではないからです。

問題解決のコツは疑問を適切な質問に変換することからはじまります。解決すべき最も重要な問題が見極められたなら、それを解決するために適切な質問に変換しましょう。

それぞれ詳しいやり方は、会議でご説明いたします。

戦略会議の目的

「問題解決できる人を増やす」

世の中の不をとる人(問題解決できる人)が増えれば、ありがとうの数が増え、世の中がもっと良くなると考えました。

効果が実感できた暁には、日本全国あちこちで開催したい、もしくは、開催してくれるファシリテーターを募集、養成したいと思っています。

毎日日本のどこかで問題解決のための戦略会議が開催されていて、ありがとうが増えていく。そう考えただけでワクワクします。

戦略会議のゴール

毎回、問題解決のための戦略を次のワンフレーズで表現されるゴール(目標)に落とし込みます。

わたし(わたしたち)は、いついつまで(年月日)に、これ(数値や指標)を達成することによって、このようになっている。

例)わたしたちは2014年4月31日までに、新商品開発比率100%(不具合ゼロ、将来投資開発30%)で前進し、現在開発中の案件をすべてリリースすることにより、世界一のソフトウェア開発部隊となる

これは、「いつなにがどうなっているか」という状態ゴールを設定するということです。この状態ゴールを設定することを各回のゴールとし、目的遂行の原動力にしていただきます。

戦略目標をつくるメリット

目標をつくることの一番のメリットは何でしょうか。言わずもがな、目標は設定しなければ達成できません。

戦略会議の募集を開始したときにもお話しましたが、目標を立ててそれを達成する人は、全体のたった4%しかいません。目標を立てる人も5人に1人、たったの20%で、そのうちのさらに20%、つまり全体に対する4%の人だけが、立てた目標を達成します。

すなわち、目標をつくることの一番のメリットとは、目標をつくらなければ達成できなかったことの実現可能性が最大化することです。

つまり、実現不可能なことを実現可能に変えること、これが戦略目標をつくる意味でありメリットです。

戦略会議参加者の心得(マインドセット)

戦略会議をあなたにとって価値ある時間にするために、

1.成果や価値を明確にイメージ

あなたにとって、今日の会議でどんな成果が得られれば最も価値があるでしょうか。

2.わからない&先送り厳禁

最終ゴールは見えずとも、時間内で現時点での少し先のマイルストンを設定し、そこを確実に達成するとコミットメントしましょう。

3.意見は禁止

意見ではなく、明確化のための質問、解決のための提案を心がけましょう。

ご質問お問い合せ

それでは皆様とお会いできるのを楽しみにしています!

楽しみながら問題解決していきましょう。

飛び入り参加も大歓迎です。

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後藤健太

【サムライ社長】
斬法総合研究所所長/真剣武士道指南役
株式会社コンセプト・コア代表取締役/経営コンサルタント
会社の公式として書けないことをこちらの社長ブログに書いてます

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