借りた畑の雑草の植生から見る土壌分析と耕運20180401

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【読了の目安 : 3 分】

私はいま八王子の多摩ニュータウンの一角に住んでいる。東京都下であるので長閑なものだが、徒歩でだいたいのものは揃うので日常生活には不便ないほどにはそこそこ栄えている。

今は集合住宅の仮住まい。将来的には畑付き戸建てに移り住む夢がある。庭付き一戸建てではない。畑だ。そんな仮住まいから将来の農的生活をいち早く実現するために自宅から徒歩圏(30分前後)に畑を借りた。

3月末、たまたま空いた一区画に奇跡的に入ることができた。すでに先約が会ったのだがキャンセルが出たために順番が回ってきた。先週末に早速申込書を提出し、折しも農園利用者で今季最初の会合が開かれるということで挨拶がてら参加してきた。

わずか10坪(33平米)の小さな区画だが、日当たり良好な絶好なロケーションに一目惚れした。

これが借りた畑。農園利用者で組織する利用者グループの前会長が前年度まで利用していたが、ご高齢のため引退されたとか。

土壌分析のためあとで生えている雑草から植生を見ていこう。

南向き斜面で日当たりおよび眺望が抜群だ。

花桃が見頃

ソメイヨシノの老木も満開。

さて土壌の状態を生えている雑草から見ていこう。

ホトケノザ。酸性でもアルカリ性でもない中性で比較的肥沃な土壌に生える。前利用者がしっかり土づくりをしてくれていたのだろうことが伺える。石灰入れる必要なさそうだ。

スズメノカタビラ。イネ科の多年草。普通嫌がられる雑草だが、硬く締まった土壌を柔らかくしてくれる。たしかに大分土が固まっているようだ。

ハコベラ。

ナズナ。無肥料無農薬の自然栽培を行う人にとって、土壌を見る一つのマイルストンとなるのがこのナズナ。別名ぺんぺん草。ぺんぺん草も生えないという言葉があるが、自然栽培にとっては、土壌の状態が良くなると生えてくる植物であるため、ぺんぺん草が生えないというのはなるほどなと思う。

畑としては理想的。

その他、

オオイヌノフグリ。

アメリカフウロ。外来種。

この辺はマイナーだから土壌分析にはほぼ無視して構わないだろう。メジャーはホトケノザとハコベ、ナズナで、全体的にはとても良い畑ということができる。

後日酸度計でしっかり数値を見てみようと思う。

植生を確認したので早速手押し耕運機を入れる。

この耕運機は貸し農園の貸出物品。とても助かる。HONDAのはよく使ってたが、KUBOTAのこれは初めて。

菜園倶楽部ニューミディ TMA350/2.4馬力

利用者はみな無農薬だそうだが、無肥料とはいかないし、初年度に収穫できないのも嫌なので、しっかり土壌分析しながら適宜追肥したり土壌改良しながら土づくりしていく。

おおまかには自然栽培の手法にのっとり雑草は抜き去らず鋤き込む。生えてきた雑草も抜き取らず作物の根本に草マルチとして覆っていく。

粘土質でかなり固まっていた土壌。一回目の耕運で表面の粘土を砕いた。2回目でさらに深く耕運していく。

二回目終了。だいぶフッカフカになった。土をひっくり返して殺菌しつつ、空気に触れさせ土壌菌を活性化させる。

畑からの眺め。こんな気持ちのよい畑で農作業できるのかと思うと嬉しくて仕方ない。

繰り返すが、ここは八王子。特急の停まる駅からちょっと歩けばこのロケーション。多摩地域は本当に住みよい場所だ。

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後藤健太

【サムライ社長】
斬法総合研究所所長/真剣武士道指南役
株式会社コンセプト・コア代表取締役/経営コンサルタント
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