【読了の目安 : 2 分】
【それは誰のための提案?】 人は、生きた証を残したいと思うもの。 自分は、こういうことを成し遂げたと、自尊心や自己重要感を味わいたいと思っている。 【でもそれって誰のため?】 世のため人のため? 否、自分のためだ。 それは単に自己満足であり、自己顕示欲でしかない。 これでは具合が悪い。 自己満や自己顕示欲に対して、世の人は共感せず嫌悪する。 自己顕示欲が発想の原点になると、自分が一番活躍できる提案にならざるをえない。 そうするとそれは単に自分ができることの寄せ集め(プロダクトアウト)になり、世のため人のため(マーケットイン)という発想を欠いてしまう。 なにしろ、それってクソつまらない。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【所詮一人の力でできることなどたかが知れている】 世の人に提供できる価値を最大化することを考えた時、自分だけの力じゃ到底できっこない提案が出てきてしかるべきだし、そうしてはじめてチームワークや相乗効果で素晴らしい提案が生まれてくる。 それは誰のため? 近江商人にならって三方良しの状態を検討するに加え、お天道さまが味方してくれる、四方良しの提案を常に心がけていきたい。 日頃たくさんのお客様とお会いする度に気をつけていることがあります。 それは仕事を度外視して本気でお客さまのために意見することです。人によってはこれをキツイと受け取る人がいます。 しかしながら、この意見に心から感謝してくださる人がいます。 懇意にしている社長から先日このようなことを言われました。
後藤さんの意見ははっきり言って超キツイ。 だけど、後藤さんがそれをこちらのことを思って本気で言ってくれてるのがわかるから有り難い。 日頃たくさんの上っ面でいい話ばかりの(あたかもリスクが何もないというような)提案を受けているから余計にそう思える。 それにその貴重な意見を無視して失敗する痛みと較べれば実は痛くも痒くもない。 これからも本気の意見よろしくお願いします。とのことでした。 相手のため以上にお客様やお天道様が味方してくれるかどうか、それしかないといえばないのですが(でなければ、儲かりさえすればいいという話になりがちなので)、自社の商品やサービスを提案する前に、相手のお悩み事お困り事がなんなのか徹底的に傾聴する、それを自社で解決できるのか、できないのか、できないなら関係先にそれを解決できる所はないか徹底的に考える。その姿勢が何より大切だと思います。]]>
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