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8月11日(土)はいつもお世話になっている金山先生の杖術特別講習会に参加してきた。
毎度書いているが特別講習会の良いところは、杖術だけ集中的に稽古できることである。普段の稽古会では杖術の他剣術や抜刀術、場合によって体術を時間内に行うので必然的に一つ一つは広く浅くなりがちだ。
また、普段会えない他のクラスの仲間との貴重な時間ともなる。
本日の講習会では、十一之型と三十連円打、巻き上げからの裏お辞儀潰しを行った。
十一之型では足運びが何箇所か変更された。運歩によって足を進めるところがその場差し替えになった。私自身はこのほうがずいぶんとやりやすくなったし、いつの間にか自分で勝手に差し替えに変えてしまっていたところもあった。つまりこのほうが自然に感じられた。
四方突きの足運びに苦戦したのだが、これによって忘れていた腰の使い方を思い出した。仙骨が後傾した状態だと重心が後ろにずれやすくなり、結果前足の引きは軽くなるものの後ろ足の押しはやりにくくなる。
左足前の構えからちょうどを書くように左は上から下へ、右は下から上へ足を運用するだが、仙骨が後傾したままだと上から下の左足は簡単にできても下から上の右足が動かない。
そこで仙骨を垂直に立てるようにしてやる。すると先程の抵抗が嘘のように右足も軽く運用できるようになる。
この時、腰は沿って腹は張り、尻がぐっと出た状態に見えるが、仙骨はまっすぐ立った状態では股の下に潜り込むような形をしているので、仙骨を垂直に立てるとは股関節に連なる背骨を腹を張るようにぐっと前に湾曲させる形となる。
仙骨については今後も研究会台とする。