今週の一言
縮んで稼ぐ
様々な業界で人手不足は慢性的な問題となっており、その影響で時短経営せざるをえなくなっています。
普通、今までのやり方を変えないで時短経営すると当然その分の売上は下がりますが、逆に業績を上げている会社もあります。
彼らの共通点は、「効率を追うことをやめ顧客一人一人の満足度を高める」ことにシフトしたことです。
たとえば、ロイヤルホストは稼働率にこだわるのをやめ席を詰めずゆったり感を増すことで満足度を更に高めました。稼働率が減った分売上は下がるところ、客単価をアップすることで回避、従来以上の業績を上げています。
皆さんも感じていると思いますが、今やファミレスの価値は、「広い席でゆったり落ち着いて過ごせる」ことにあります。ここを強化していくことで顧客満足度を高めることで客単価アップは自然に受け入れられる、というわけです。
カフェ業態でも同じ現象が見られます。安くて美味しいコーヒーはコンビニで飲める時代になりました。昔ながらの喫茶店は美味しいですが相変わらず喫煙率高し。スタバは禁煙ですが人気でどこもかしこも座ることができない。座ることのできるちょっと下のランクのカフェ業態では満足度が低い。したがって、一杯1,000円前後するけれど確実に座れてゆったり落ち着ける高級カフェが注目されるわけです。
回転率を高めるために、テーブルや椅子を小さくして、というテクニックがありますが、こうするとテーブルの大きさと客単価は比例する場合も多く、効率重視の低単価業態であればこれでいいかもしれませんが、そうでない場合は、テーブルを大きく椅子を座りやすくすることで顧客満足度を高め客単価を上げることが可能です。
皆様もテーブルに乗るだけの注文を自然と考えてしまうと思います。余裕があればそれだけ多く注文してしまうことも。できるウェイター、ウェイトレスはお客様が追加注文し易いようにテーブルマネジメントが上手です。客単価を下げてしまうできないウェイター、ウェイトレスの店ではテーブルの上は空いた皿やグラスでカオスになっています。
カウンターからテーブルに案内する、2名でも4名席に座らせるなど、ちょっとゆったり過ごせる工夫をするなど、皆様の業界それぞれに当てはめて「ゆったり落ち着く」を目指していってはいかがでしょうか。
さて、今週の空き状況についてお知らせいたします。
今週の空きは以下のとおり。
- 2/27(火)14時〜16時(新宿近辺)
- 3/2(金)14時〜16時(新宿近辺)
以上。
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