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競争力の源泉は仕組化できないところにある。
これは真実だが、だからと言って仕組化を否定するものではない。
仕組化できるものはしなければならない。いつの時代も、先に仕組化したものが勝つのであって、仕組化をサボったものに未来はない。
「誰でもできる」「超簡単」などと謳われる商材サービスは、仕組の局地であるがそれは搾取の仕組に過ぎない。
誰にでもできる簡単なことに競争力など皆無だ。
仮にその仕組が効果的で実際に収益を上げることができるものだとして、その誰にでもできる簡単なビジネスにたくさんの人が参画して競争が激化したらどうなるか。
当然群雄割拠の陣取り合戦の開幕だ。
仕組をつくり提供する者は、そんなもの百も承知で「先行者益」を掲げて煽り仕組を仕掛ける。
浅はかな者はそれにまんまと踊らされて自ら進んで仕組に組み込まれる。
したたかな者は、浅はかな者か誰にでもできるの簡単なことに夢中になっている間にも、仕組化できない部分を強化し競争力の源泉を磨きつづける。
ビジネスの本質は与える者と求める者のエコシステムであるが、求める者が誰でも簡単に楽して儲けられるものを求めているとして、与える者はそれをつくって与えているからエコシステムが成立するという。
表面上はそう見えるかもしれないが、実際にはそうではない。
あなたはしたたか者、浅はか者どちらだろうか。
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