続・袈裟斬りの新天地【稽古備忘録】金山剣術稽古会20171117(杖術・剣術・抜刀術)

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【読了の目安 : 2 分】

金曜の金山剣術稽古会は初参加。

制定居合の若者たちで溢れかえっている。19時からは剣道部の団体がやってきて稽古どころじゃなくなった。その前に、ということでスペースを必要とする杖術と抜刀術を駆け足で行った。

杖術ではまず甲野善紀先生の「影踏み」を行った。前日に金山氏ご自身が動画収録されていたものだ。

こちら

この技の有効性は、少し武術をかじったことのある人であればすぐに気づくことだろう。仕掛ける側であればほぼ確実に決められる自信があるし、仕掛けられたなら防げるイメージがなかなかわかない。

杖術では下段抜きともう一つ(忘れてしまった)行い抜刀術へ。

懐月では左足の使い方と右手柄手に進展がみられた。続いて稲妻抜きと隼(はやぶさ)を行った。

さて、ラストは剣術であるが、前回から引き続き八相からの袈裟斬りを行った。

こちらも昨日動画撮影していた模様。

一般的な脚から始動するおこりが見え見えの袈裟斬りではなく下半身はむしろ斬りの慣性力をうまくりようし遅れて動きだしついてくるような形になる。今まではこれでは刀に体重が乗らないとされていたが、下半身の運用を工夫することによりその問題を解消するどころか、無駄のない動きで凄まじい斬れ味を実現した。

力みがないので軽く見えるかもしれないが、わたしが昨日検証した結果では、畳2枚巻きがこの振りでいとも簡単に斬ることができた。カメラを忘れたため撮影できなかったのが惜しいが次回撮影したいと思う。

無駄なく鋭くオコリが見えないので、今のところ私の中で暫定的に一之太刀に指定したほど(前回記事参照)。

余談であるが、この運刀と身体運用を用いて、斬法の基本7法斬りを素振りしてみると、かつてない心地よい感覚に包まれ、ずっとなんどでも素振りをしていたくなるほどだった。こちらも機会があれば収録したい。

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後藤健太

【サムライ社長】
斬法総合研究所所長/真剣武士道指南役
株式会社コンセプト・コア代表取締役/経営コンサルタント
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