コンセプト・コアでは、資金的な事情や、継続的な顧問契約をするにはまだ不安があるというお客様のために、単発のスポットコンサルティング・サービスをご用意しております。
料金について
1時間6万円と聞いて、あなたは「高い」と感じますか?「安い」と感じますか?
コンセプト・コアのスポットコンサルティングは、1回6万円(税抜)で承っております。1時間ではなく1回。所用時間は60分から90分程度です。
スケジューリングの目安のため、時間あたり料金をお伝えしていますが、必ずしもこれをオーバーした場合に追加で料金を頂戴するものではございませんのでご安心ください。
コンサルティング・ポリシー
「たった一言のアドバイスが1億円の価値を生むことがある。」
コンセプト・コアはそう信じてコンサルティング活動を行っています。
量より質を重視します
100ある解決すべき問題のうち、それさえ解決すれば他の90以上の問題も解決するような”要”となる問題があります。2万件を超える相談実績をベースにした経営診断によりその問題を見極め、戦略的にアプローチします。
変革をもたらすレバレッジの利く価値のあるアイデアやアドバイスより、時間の長さや回数(質より量)をお求めの場合、他のコンサルティング会社にご依頼下さい。
プロセスより結果を重視します
例えば、到底読みこなすことなどできないファイリングされた分厚い分析レポートや従業員にマンツーマンで指導にあたるなど、稼働時間や労力を可視化したわかりやすい指導をお好みの企業様の場合、プロセスより結果を重視するコンセプト・コアは不適切です。
やり方よりあり方を重視します
何をやるか、どうやるかよりも、もっと根本的に「どうあるべきか」を重視します。つまり、戦術より戦略を重視します。
戦略は戦術に先行します。いかによい戦術でも戦略によっては無意味で無効です。したがって、戦術は戦略より先に存在することはありえず、どうあるべきかという認識論を定めずどうやるかという方法論ばかり検討することはまったくのナンセンスです。
手段より目的を重視します
やり方よりあり方、戦術より戦略、方法論より認識論に加えて、手段より目的を重視します。何をどうやるかよりもどうあるべきかが重要で、さらに、「なぜそれをやるのか」が重要です。
- なぜやるのか(ミーニング)
- どうあるべきか(ポジショニング)
- なにをどうやるか(マーケティング)
なのであって、これは不可逆です。
しかしながら、うまくいかない経営の現場では、これが逆転し、手段が目的化してしまっているケースが多く見られます。
このことをシンプルに説明しているサイモン・シネックのTED講演はとても参考になります。
「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」
生産性を重視します
生産性とは、アウトプット(成果)をインプット(効率)で割り算して求められます。生産性を高めるには以下の2通りの方法があります。
- アウトプット一定でインプットを少なくする
- インプット一定でアウトプットを多くする
前者には、ROI(Return On Investment)という効率性を高める指標が求められ、後者には、KPI(Key Performance Indicator)という効果性を高める指標が求められます。
戦略とは、「より少ない労力でより多くの成果を出すこと」です。
効率性(ROI)を高めつつ効果性(KPI)も高める。
コンセプト・コアのスポットコンサルティングは、単なる短時間単発のコンサルティングになることのないように、このシンプルなコンセプトに則り、1回で効果的なアドバイスを心がけています。
したがって、無意味にだらだらと時間ばかり浪費(=コストです)し、脳が心地良い疲労感で満たされ、なんとなく充実した気分にさせるような、まやかしのようなコンサルティングは行いません。
短時間で効率的・効果的にムリ・ムラ・ムダなく重要ポイントをお伝えします。
相談は無料、実施は有料
人は他人のことはよくわかりますが、自分のこととなると誰しもよくわからないものです。それはコンサルタントといえど同じことで、我々コンサルタントが自己分析を必要とする時は、外部の信頼できるコンサルタントに依頼することになります。
以前、60分8万円という著名なコンサルタントのスポットコンサルティングを受けましたが、60分間一方的にこちらが話すのを聞いてメモするだけで、なんのアイデアも出てこず、持ち帰って分析して回答、それは別料金と告げられたことがあります。
8万円をムダにしたくない人の心理を利用して肝心要の部分のアドバイスを追加料金にするやり方に怒りを覚えました。もちろん「あなたにもう用はない」と追加コンサルティングをお願いすることはありませんでした。
コンセプト・コアが「相談は無料、実施は有料」とすることになった背景には、自らがこういう痛くて苦い思いをした経験があります。
コンセプト・コアでは無料相談でたっぷりとお話をお伺いし、ざっくりとした解決の方向性、筋道はその場でお伝えします。それだけで解決してしまうような問題の場合、我々の出る幕ではないと考えます。自分でできるなら専門家の手を借りる必要はありませんし、そのための無駄なコストもかける必要もありません。
自社のみ、自分のみでは難しい、という場合にはじめて有料で業務をご依頼ください。
コンサルタントの選び方
注意点としては、「コンサルタントは時間や労力では選んではいけない」、ということです。どうしても時間いくらという価格設定をしていることがほとんどなので、時間で比較しがちですが、大切なのは量より質です。
実体のある商品を販売して納品するサービスではないので、どうしても労働集約的な考え方をしてしまいがちですが、あなたが必要としているのは「人手ではなくブレーン」のはずです。人手を確保するためにあえてコストのかかるコンサルタントを雇用するのは非効率で間違いです。
時間あたり単価を安く見せるためにわざと長い時間をつかうコンサルタントがいます。一見お得なように見えるのですが、時間や労力とは、生産性の方程式における、分子である成果を割り算する分母です。分母が大きくなればなるほど、同じ生産性を維持するためには成果も比例して大きくならなければなりませんが、実際は成果たる分子はそのままに分母だけ大きくなっているケースがほとんどです。
これはつまり、生産性が下がっているということです。
経営者に対するとあるアンケートによれば、経営者がお金を支払ってでも手に入れたいもののトップは「時間」です。
同じ内容を助言もらうとして、あなたなら中身が薄く時間が長い方を選びますか。中身が濃くて時間が短い方を選びますか。生産性が高く成果を出す経営者の思考習慣として望ましいのはどちらでしょうか。
お客様がコンセプト・コアを選ぶ5つの理由
経営顧問を務める企業の経営者にヒアリングし、他のコンサルタントやコンサルティング会社と比較してコンセプト・コアを選んだ理由トップ5をまとめるとことのようになります。
- 実績(2万件を超える経営相談実績が評価されています)
- 経験(コンサルタント自身が実務経験者でかつ経営者であることが信頼されています)
- 知恵(数々の思考法に精通し物事を的確に把握する分析力に定評があります)
- 能力(物事を体系的に再構築し新しい価値を生み出す統合力に定評があります)
- 戦略(小手先の方法論ではなく根本認識の改革から着手するスタイルが評価されています)
コンサルタントを選ぶコツは、上記要件を最低限満たしていることは必須であると考えます。その上で、それぞれの経営ステージによって適切なコンサルタントは変わります。中小零細企業に専門特化したコンサルタントが多くいますが、世の中の99%は中小零細企業なのであって、そこに専門特化と言うことは論理的に破綻しています。
それは専門特化とは言いません。
それは単に顔の見えないマス顧客層を対象にしているに過ぎません。
コンセプト・コアは、企業規模で言えば、家業から企業へ、商売から経営へ、生業から事業への成長期にある企業に専門特化しています。このステージにある企業は、将来の大企業も含めすべからく中小零細企業でしょう。
飲食店で言うと、1店舗目から2店舗目に最初の壁があり、次の壁が5店舗目から6店舗目のときにあります。もちろん個人差はありますが、個人差というのは経営者の手腕次第ということで、家業のまま行ける限界とも言えるでしょう。
飲食業における大企業というのはマクドナルドやドトール、スターバックスなど1000店舗を超える規模からと便宜上定義しておきましょう。
もっと細かく言えばコンセプト・コアのお客様は、上記ステージにある企業の経営者、と定義し、経営者専門のトレーナーをしています。経営者が変われば社員が変わり、社員が変われば会社が変わる。会社が変われば社会が変わります。経営者のあり方次第で会社経営に影響がある、これもまた中小零細企業の特徴の一つとも言えます。
コンセプト・コアの代表である後藤は、コンサルティングファームの雇われコンサルタント時代に、全国の経営相談窓口を一任されており、一日約15件、月間約4百件、年間約4千件を5年間、合計2万件以上の経営相談を受けてきた経験があります。
そのほとんどが経営不振の相談でした。この経営不振相談のシャワーを浴び続けることで、うまくいく企業とそうでない企業の境目が見えるようになってきたのです。壁を乗り越えるか否かによって成長か撤退かを分かつわけですから、成長期における見えない壁の存在もそうやって認知できるようになりました。
こうして実践を通じて体得した経験を知恵に変換してお伝えしています。
独自性の源泉
世の中の多くのコンサルタントが手法バカのワナに陥っています。特に、独立コンサルタントは、自分独自の方法論を確立することによってライバルと差別化しようと躍起になっています。方法論の探求とは手段の目的化に過ぎません。
コンサルタントの差別化とは、方法論によってではなく、結果や成果によって、つまり生み出す価値によってなされるべきです。大切なのは生み出し方(やり方)ではありません。それを使ってどんな価値を創出するかということです。
手法バカのワナとは、方程式をつくることに躍起になるあまり、間違った方程式を生み出しかねないということです。当然ながら、間違った方程式からは間違った答えが導き出されます。それは方程式の正しさを立証すればするほど確からしいというパラドックスを含みます。
同じ食材、同じレシピで同じ料理を作っても、作り手によって仕上がった料理に差が生まれるのは何故でしょうか?
コンサルタントの仕事とは、これとまったく同じことが言えます。
同じ経営課題、同じ方法論で同じ解決策を導いても、コンサルタントによって生み出される成果に差が生まれます。
つまり、料理における作り手こそが、問題解決におけるコンサルタントこそが、最終的なアウトプットの質を決定づける変数なのであって、方法論などほとんど関係ないことがわかります。
もちろん、より良いアウトプットのためにより良い方法論の追求は必要です。それが無意味だとは言いません。無価値化してしまうと方程式自体が成立しなくなります。
今、世界の料理会を牽引しているスペイン料理界は、秘伝のレシピをオープンソース化して飛躍的発展を遂げました。それは方法論自体が手段であり目的にあらず、差別化の要因にはならないことの証明だと言えます。
方法論を共有化し、それを進化・活用していかに素晴らしい価値を生み出すか。
大事なので繰り返します。大切なのは方法論ではありません。方法論を活用して価値を生み出すことです。
コンサルタントの独自性の源泉とは、方法論に非ず、生み出す価値にあります。さらに言えば、同じ方法論で他のコンサルタントは質的に違う価値を生み出すことができる理由であり根拠です。
コンセプト・コアが選ばれる5つの理由にはそれが集約されているのかもしれません。
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