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生々流転【稽古備忘録】金山剣術稽古会20180128(杖術、剣術、抜刀術)

生々流転/せいせいるてん(しょうじょうるてん) 世の中の全ての物は、次々と生まれては時間の経過とともにいつまでも変化し続けていくという意味。「生生」は次から次へと生まれていくこと。「流転」は時間とともに常に変化し続けること。「生々流転」とも書く。 金山先生が考案された杖術の新技「流転落打(るてんおとしうち)」は生々流転から命名したとのことだが、変化し続ける様子はまさに生生流転そのものであった。 この技の面白いところは、今まで一生懸命身体で操作していたものが逆転し、杖に身体が動かされるようになってきたことだ。少し引き目で全体を観ると、杖自体は空間にホバリングして身体が杖を中心に目まぐるしく動いている(動かされている)ようにすら見える。 思えば武器を大きく振り回すというのは最大の隙を与えることになるため諸刃の剣となる。必要最小限の動きで重い技を(大振りでスイングするのではなくコンパクトに)繰り出すためには、武器に対して身体が適切なポジションをとるということに尽きる。 例えば、敵の渾身の一撃を払い落としたり軌道をずらしたりする時、こちらも同様かそれ以上の力で迎撃しなければならないと考えがちで、そのため大きく振りかぶるという余計な動作が発生するが、身体の方を適切にポジショニングしたり運用したりすれば、武器自体は空間的にほぼその場にとどまっているように見える。武器を中心に身体は捌かれているから敵が打ち込んできたその場にはすでにいないしあるのは武器だけという状況が生み出される。 この辺のことは言語化するのはとても難しい。詳細に説明しようとすればするほど迷路に迷い込むことになる。習うより慣れろということで脳みそより先に身体に覚え込ませたほうが早い。 剣術では、正面斬りにさらに進展があった。毎回思うが、もうこれ以上はないだろうと思っていても毎週進化するのがすごい。こういうことが起きる仕組みは実は自分なりには分析済みである程度意図的に引き起こすことができるようになってきた。とはいえ、これは相手あっての一種のコラボレーションであり、ジャズ的なセッションでもあるから、メンバー次第でいつでも、という限定条件にはなる。これも詳述は避けておいて本題に入る。 結論から書くと、手続きに変更があったことにより、従来より楽に強く正確な刃筋が実現できるようになった。その手続を踏むと意図するとしないとに関わらずビッと刃筋が通るものだから、軽く振ってるはずの木刀でも空気を切り裂く音が聞こえてくる。 正直頭では疑ってかかっているものの、身体は正確な刃筋を実現するものだから不思議な感覚に包まれ、もう一回、もう一回と再確認を繰り返すうちに素振りが止まらなくなってくる、そんな類の技となった。 この手続の工夫は当然他の技にも応用が利くはずだから、検証が楽しみである。 抜刀術では先生自身苦手意識があるという「稲妻」を行った。先生自身苦手意識があると聞いて少し安心したのだが、私自身は苦手を超えて不得手な技である。不得手なものだから仮想的を想定すると必ず斬られてしまう。何度やっても何度も斬られる。 斬られたくないので自身で勝手にこんな稲妻を考案したが教えられたとおり未だできない未熟ゆえのとりあえずの処置である。

後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

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