才能をダイヤモンドの原石とするとそれを磨いたダイヤモンドは強みであるという言葉があります。
才能を活かすか活かさないか。
活かせば強みになる。
ここでふと、資質と才能は違うのか、素質と資質は?とどんどん思考が水平展開していくのがわたしの頭。
才能も資質も英語でタレント(talent)とかギフト(gift)といいますよね。
違いはと言うと、才能にはアビリティ(ability)やリソース(resource)、ジーニアス(genius)という意味が、資質にはネイチャー(nature)やクオリティ(quality)という意味があることです。
こうしてみると両者の違いがだんだんと浮き彫りになってきます。
良いところを伸ばす、短所は長所、などと言う場合は才能ではなく資質ですね。どちらかというと性格的側面。単純作業を集中力を保って長時間継続できることも才能というよりは資質になります。また、そういう仕事は根気強さが求められますから、根気強さや辛抱強さ、我慢強さなどと言う場合も才能ではなく資質です。
才能はそれらの仕事をこなす能力やスピード、正確性、緻密性、などに現れます。その才能もっと他のところで役立てればいいのに、ということよくありますね。
もっている性質や才能を発揮することを能力と言い、発揮されたものが強みでしょう。
ここで強みというとき、それは何かの才能や資質が突出したものではない、ということを強調しておかねばなりません。単品の才能は誰でも何かしら持っています。それはそのままでは五万と同様の才能や資質を持た人達の中に埋もれてしまいます。
強みは複合構築しましょう。
ここで一つ頭の体操。
100万人の中でオンリーワンになるにはどうしたら良いでしょうか?
何かの才能や資質をひとつだけ強化伸展してもたかが知れています。それに100万人に一人の才能や資質を見つけることは困難を極めます。
100万人の中でオンリーワンになるには、100人に1人、つまり1%の人が持つ資質や才能を3つ組み合わせて磨き上げます。
1%✕1%✕1%=0.01✕0.01✕0.01=0.000001
というわけです。
個性というものを考えてみればわかりやすいでしょう。その人の個性、つまりパーソナリティを構成しているのはいくつかの特徴的要素であって、単一の何かではありません。
つまり、どの要素を特徴として際立たせていくか、というのが突出する個性へと繋がります。
さて、このことを商品開発やサービス開発に応用してみましょう。あなたの商品やサービスをユニークなものに仕立て上げるためには、いくつかの要素を際立たせてやれば良いことになります。エッジが効いたデザイン、などと聞いたことがありますよね。デザインを際立たせたわけです。何を際立たせれば市場優位性を獲得できるのか。
皆さんの発想のヒントになれば幸いです。
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