たった2枚のマスク配布でコロナを収束させる大胆戦略!?

まずは、先に紹介した昨日の会議の要約から。

・マスク不足が深刻な課題となっている医療現場に対し、まず1500万枚のサージカルマスクを配布。来週も追加で1500万枚。加えて、高齢者施設、障害者施設、全国の小学校・中学校向けには布マスクを確保し、順次必要な枚数を配布。
・布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから、急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効との考え。
・全国で5,000万余りの世帯全てを対象に、日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、一住所あたり2枚ずつ配布。
・これにかかる費用は予備費の活用などにより、再来週以降、感染者数が多い都道府県から、順次、配布開始。

政府から直接何かが届く!?

この未経験は否応なしに「緊急事態」を想起させる。実際に多くの人々が早く「緊急事態宣言」をと声を上げているが、この「全世帯にマスク2枚配布」という政府の行動自体が事態の緊急性を表していると考えられないだろうか。

マスク2枚を配布するコストを無駄金として、そのお金をもっと他の対策にまわしてくれ、もっと有効に活用をという意見にももちろん賛同できるが、わたし個人としては、これが決定事項で覆らないとして、「ではこのお金を無駄にしないために何ができるのか?」と考えてみたい。

昨日、所用あって八王子市役所に出向いた。晴れていればMTBでひとっ走りするところだったが、昨日は生憎の雨模様。仕方なく電車を乗り継いで行くことに。駅構内も社内もそして市役所もいつもより閑散としていた。皆3密をよく守って、距離をとって行動しているように見えた。

しかしながら、ふと気になったことがある。

マスク着用率は社内で8割、外で6割程度だろうか。世間はマスク不足だから仕方ないとはいえ、キッチンペーパーやその他代用品をつけている人も驚くほど見かけない。

新型コロナウイルス感染症に限らず、あらゆるウイルス感染症も予防手段は、「密閉・密集・密接」3密を避けることに加えて3行、つまり、「手洗い・うがい・マスク着用」の3大行動が重要である。

3密3行の徹底が新型コロナウイルス COVID-19への有効対抗手段であるから、政府としても啓蒙活動に余念がない。しかしながら、啓蒙活動はあくまで啓蒙活動であり、国民の行動変容を促進するまでにはなかなか至らない。(困難を極める)

3密3行を徹底できれば新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことができる。3密3行のうち、やりたくてもできないのが、マスク不足によるマスク着用だ。つまり、マスクがあれば3密3行がより強力に推進できる。

>次のページ 「政府が国民に直接マスクを配布する「ただ事ではない」行動の意味」

NEXT

1

2

3 4
後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

  1. 【居合・剣術・抜刀術】10月の新宿稽古会(毎週木曜14時〜16時)

  2. 8月30日に発売するDVDの予告編動画のご紹介

  3. BABジャパン社より発売されるDVD撮影を行いました

  4. 【居合・剣術】7月の新宿稽古会(毎週木曜14時〜16時)

  5. 【予約限定】真剣試し斬りプライベートレッスン(7月)

  6. 難局を乗り切り明るい未来を切り拓くコンセプチュアルスキル

  7. 中小企業の社長のための3つの資金繰り対策〜コロナショックを生き残ろう

  8. 政府が全世帯にマスクを2枚ずつ配布!?

  9. <延期>4月度【第6回】ブカツ-地域密着型小規模異業種交流会(八王子)

  10. 【予約限定】真剣試し斬りプライベートレッスン(3月)