「人と違うことが価値」、「人と同じはつまらない」という価値観に生きる私にはその心理が全く理解できない。 人の振り見て我が振り直すことはあれど、人の形(ナリ)見て我が形(ナリ)真似ることはない。 人の道を追従する、そういう人がいても良いが、行き先までも一緒なのだろうか。 行き先を他人に委ねるというのは、究極の他人頼り=他者依存姿勢であり、私の目指す自立自尊、福沢諭吉の言う独立自尊の精神性とは正反対にあり看過することはできない。 わたしが武術稽古に勤しみ、生徒をとったり講習会を開いてその精神性を普及せんとするのは、人間性などという曖昧模糊としたものではなく、実践実学を通じて「強靭な主体的精神」を形成し、複雑怪奇な現代を生き抜く力を養成するためであり、自分で問題解決できるその価値判断を固定化したものではなく流動化した柔軟で臨機応変なものとするためでもある。 言い換えれば、なにかを絶対視し、思考停止状態(=他人頼り、他社依存)に陥ることを否定、超越する精神的余裕を備え、固定観念や思い込みの呪縛からの開放を目指している。 あなたにはあなたの「あり方」があり、そうあるための「やり方」も人ぞれぞれだ。
経営顧問
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