昨年末の記事ですが参考になると思いますのでシェアします。
[ニュース]「成長実感」は「成長志向」の3倍、組織のパフォーマンスに影響… – 『日本の人事部』 http://jinjibu.jp/news/detl/13868/
詳細はリンク先記事をご覧いただくとして要点だけかいつまんでおきます。
成長している「実感」は成長を重要だと思う「志向」よりも、「仕事への意欲」「就業満足度」「組織のパフォーマンス」といった仕事の重要な要素にポジティブな影響を与えることが明らかになりました。
成長「実感」は、「(その会社で)働き続けたい気持ち」にも強く影響し、「(他社へ)転職したい気持ち」にマイナスの影響をもたらすことから、リテンションにも効果的であることが推察されました。
最も成長「実感」が高い職種は「マーケティング」の64.6%でした。次いで、「法人営業(ルートセールス)」64.5%、「海外営業」64.0%となっており、営業関連の職種が3位までを独占する結果となりました。
成長「実感」が得られる仕事については、会社もしくはお客様にとっての重要性を感じやすい仕事(タスク重要性)であること、様々な能力や経験(技能多様性)により、自分の判断で仕事を進めることができる(自律性)こと、自分の仕事の成果を知ることができること(フィードバック)が共通の特徴として挙げられます。
成長志向は年齢を問わずずっとあるものの、成長実感は年齢を重ねるにしたがい低くなります。
年齢を理由にした「諦め」も当然あるでしょうが、上記の調査から読み取れることは、仕事の前線から離れ、管理業務やサポート業務になる人が増えるなど、職種の変化も影響があるようです。
成長実感を与えられる会社、与えられない会社
成長実感が希薄な会社、業種、業界、職種、部署は離職の悩みが絶えません。
人材育成の主目的は、なにより従業員のやる気を引き出し生産性を、ひいては業績の向上を目指すことであり、そのためにいかに成長実感を与えるかということがテーマになっています。
会社は社会に貢献する器であると同時に、それに関わる人の成長にとっても欠かせないものとなる必要があるのです。
従業員の関心は相変わらず報酬が断トツのトップではありますが、それを除いたら「やりがい」や「生きがい」、「働きがい」が重要な要素となります。
経営者はどうやって成長実感を得るのか
仕事を通じて自己成長できる、そんな仕事を創出できる会社は強い会社といえます。
逆に言うと、報酬ばかり高くても仕事を通じて自己成長できないような会社は長くは続きません。なにより、ライバルにより高い報酬を提示されたらすべての社員を横取りされてもおかしくはありません。
ところで、経営者(社長)に較べて社員は仕事を通じて自己成長を実感しやすい環境にあるといえます。
経営者(社長)には職場で叱咤激励してくれる上司はおりません。だからといって経営者(社長)が成長を止めたら従業員や業績はついてきません。
したがって経営者(社長)は成長実感を得られる何かを会社の外部に求めることになります。
今なぜ武士道なのか、真剣斬法なのか
独立して会社を設立し経営者になり、お客様も取引先も自由に選べるようになったとき、自分を叱ってくれる存在がいなくなり寂しさというか不安を感じるようになりました。
これは自分のやってることが正しいのか、もっといい方法があるのではないか、という手探りの状況が増えたことから来ているのかもしれません。
自分のやることに絶対の自信がある人などまずいませんから(いたとしたらそれは単なる勘違いの場合がほとんど)、我々経営コンサルタントのような外部のアドバイザーが求められることになるのですが、とはいえ、経営者の仕事の大部分は判断であり決断です。
判断力と決断力は業種業界に関わらず経営者(社長)が備えるべき共通の必須能力であると言っても過言ではありません。
コンサルタントは経営顧問として経営者(社長)の判断と決断のサポートをしますが、最終的には経営者(社長)が自己責任のもとすべての意思決定をしなければなりません。
その判断力と決断力を養うためになにが最適か探した結果、経営にも実生活にも活かせる実践哲学としての武士道がその一助となるのではとインスピレーションを受けました。
さらには、頭でっかちでわかったつもりになりがちな座学で終わらせないために、実際に身体を通じて感じることができる武術に、中でも真剣を用いて実際に斬る真剣斬法に辿り着きました。
こうして私は単独の研究会である、後藤真剣斬法研究会を立ち上げるに至りました。
それがどのように生活や仕事に寄与するのかについてここでは結論を述べるに留め詳細の説明は致しませんが、他者の評価や勝ち負けによらず、斬れたか斬れなかったか結果の明瞭性や自分自身と徹底的に向き合うことができる単独性に魅力を感じたのです。
筋トレをライフスタイルに
明瞭性と単独性が高く、真剣斬法と同様に成長実感を味わえるものとしてもっともお手軽なのは「筋トレ」です。業務として仕事に取り入れろとはいいすぎかもしれませんがそれほどに重要です。
筋トレして筋肉を刺激すると男性ホルモンの一種であるテストステロンが分泌されます。これは広義の意味での「やる気」を引き出します。生きる気力、精力を引き出します。
やる気がみなぎれば当然仕事の生産性もアップします。
筋肉がつけば見た目にも成長実感を味わえます。見た目にはわかりにくいですが筋力がつけば運動能力もアップしますから、なにか競技や武道をやっている人であれば成長実感が得られるです。
真剣斬法で言えば、斬れ味が鋭くなり、今まで斬れなかったものが斬れるようになったり、やっと斬れていたものがあっさり斬れるようになります。
駆け足気味に大分極端な話をしましたが、それほどに重要ですが、筋トレだけじゃ筋トレを続けるモチベーションも維持しにくいので、筋トレすることでパフォーマンスがアップする何か(たとえば真剣斬法など)を複数持っておくことを推奨しています。
まとめ
7年後の2025年には我が国では後期高齢者が突出して多い人工構造をもつことになります。そのことにより世の中がどのようになるか、想像すればあれもこれも思いつきます。
数年前から国を挙げて健康寿命の話を取り上げていますが、老後にただ何もしないでいるとこのまま行けば国が抱える問題の当事者になるだけです。
筋トレにより若返りホルモンが分泌され、若々しさを手に入れることができます。そのメカニズムについてはここでは詳述しません。興味がある人は、「筋トレ 若返りホルモン」で検索してください。
筋肉むきむきの高齢者を目指せと言っているわけではないので、筋トレをベースに生涯学習となるなにかをはじめてみることをおすすめします。
肉体が若々しければ歳を重ねても元気でいられるという意味で、私は身体を使うなにかをおすすめします。とくに現役バリバリの経営者の皆様には、筋トレによる闘争心と共に真剣斬法の稽古を通じた冷静な判断力や圧倒的決断力、そして厳しいビジネス環境を生き抜くための正確無比な戦略性を身に着けていただければと思っています。
真剣斬法講習会を開催しています
次回は1月31日(水)19時から21時、神田神保町にて後藤が主宰する真剣斬法研究会の講習会を開催します。
興味を持たれた方がいらっしゃれば是非ご参加ください。見学だけでも構いません。
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