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社長ブログ

母校で職業座談会講師〜その5

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最後に社会人として求められることについてお話しました。以下、バックナンバーです。

社会人として求められること

1. これからの社会人として求められること

これからの社会人に求められる姿勢でもっとも重要なのは次の3つです。

  1. 自分で主体的にやる姿勢
  2. いつも進歩発展を目指す姿勢
  3. 他人の利益も図る姿勢

一緒にいて心地良い、なにかと関わりを持っていたいと感じる人は、このようなタイプの人が多いのではないでしょうか。主体的な人は、何かうまくいかないことがあっても、まずそれを人のせいにしたり、環境や時代のせいにしたりはしません。全部自己責任と捉えて、他人の利益も図りながら、うまくいくように自分自身を進歩発展させていきます。

2. これからの社会人として求められないこと

これからの社会人に求められない姿勢は上述の3つの逆です。つまり、

  1. 何事も人頼りの姿勢
  2. 現状維持に甘んじる姿勢
  3. 自分だけ良しの姿勢

こちらのタイプは、常に不平不満や言い訳を言っているのが特徴です。
2万件を超える経営相談を受けてきて気づいたことがこの姿勢の重要性でした。経営不振に陥った経営者になぜそうなったのかを質問すると、決まって不平不満がたくさん出てきました。従業員が悪い、時代が悪い、競合が悪い、などなど全部自分以外の何かに責任を求めていました。
何事も自己責任と捉えない姿勢こそが、悪しき人頼りの姿勢ですし、時代や競合の出現など経営環境の変化についていけなかったのは、進歩発展をサボり、現状維持に甘んじた結果です。従業員に協力を得られないのは、経営者が自分や自社の利益しか考えていないことの結果です。

3. これからの、といって今までとは区別した理由

わたしたちのお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんの時代は高度経済成長期と言って、日本経済が右肩上がりだった時代で、お金はあるのに物も情報も不足していましたので、つくってもつくっても足りない状態でした。経済的にも潤って良い時代とされていましたので、その状態を維持することが最重要施策だったのかもしれません。社会全体に余裕があったので、人頼りでも良かったし、自分のことだけ考えていても平気だったのでしょう。
ところが、わたしたちの時代はバブル崩壊以降ずっと右肩下がりの時代にあって、右肩上がりの時代とは180度まるっきり反対の姿勢が求められています。
つまり、社会全体に余裕が無いので、他人に頼っていてはおこぼれには預かれませんし、かと言って自分本位にし過ぎても疎まれる時代です。情報化や核家族化、価値観の多様化が叫ばれ、どんどん個人化・個別化が進んでいます。
だからといって、以前と較べて良い時代じゃないかと言うとわたしはそうは思いません。むしろ、みんなが自立して主体的で、他人の利益にも配慮できる心の余裕があって、そうなることが時代の要請で、その通りになれたのなら、これは素晴らしいことだと思います。

4. やり方とあり方

2番目の常に不平不満を言うタイプに多いのが、「どうやってやるか?」とすぐに答えややり方を求めるタイプです。ロールプレイングゲームで、いきなり攻略本を開いてしまうタイプがこれです。
質問に答えた時に言ったことですが、あるべき姿、たつべき位置が定まれば、とるべき行動は自ずと明確化します。つまり、やり方よりあり方が重要です。
「どうやるか?」より、「自分は何者で何を為すべきか?」を問うことが重要です。極めて哲学的ですが、自身の存在理由、それこそが、今やるべきことであり、使命と言われるものです。
使命が見つからない人は生きる価値がないのか?という人がいますが、使命がないことはありません。皆さん何かしらの使命をもってこの世に生を受けているはずです。これにはなんの根拠もないですし、そういうのを感じ取る特殊な力を持ち合わせているわけでもないのですが、これこそ「やり方」より「あり方」を求める姿勢です。
つまり、「使命は絶対あるはずだ」ということを前提として考える、ということです。これは、何か困難なことに直面して挫けそうな時も、「きっと解決策があるはずだ!」と信じて折れない心を維持するのと一緒です。実際にあるかないかはどうでもいいのです。あると信じて常に進歩発展を目指す姿勢、あり方なのです。
ナポレオンが「私の辞書に不可能という文字はない」という名言を残していますが、それと同じです。すべて可能だと思っているので不可能はないのです。

5. 知識と知恵

知識だけでは役に立たないから知恵をつけよといいます。まるで知識に価値が無いかのように誤解している人も多いですが、そうではありません。知識はあればあるほど有効です。知識を得ることを怠ってはいけません。
ただし、知識とは考えるための道具であり、何か新しい価値を生み出すための材料です。料理で言えば、食材や調味料、調理器具に当たるのが知識で、それらを使いこなしておいしい料理をつくるレシピが知恵です。
したがって、食材や調理道具が多ければ多いほど色々な料理が作れて食卓が豊かになるように、知識はたくさんあればあるほど価値を生み出す机の上は豊かになります。
知識と知恵は言い換えるならば、データとプログラムです。データだけでは役立ちませんが、プログラムだけでも入力するデータが無ければ結果はエラーです。食材があってもレシピを知らなければ料理は作れませんし、同様に、レシピを知っていても食材がなければ料理は作れません。したがって、両方必要ですし、データが有ればあるほど精度の高い結果を導き出すことが可能です。
頭でっかちと言われ揶揄されるのは、得た知識を知恵を使って価値に転換しないでいるからです。社会では、どれだけ知識を得たかよりも、どれだけ価値を生み出したかの方が評価されます。

後輩たちに望むこと(メッセージ)

「他人がつくった未来ではなく、自分でつくった未来に生きよう」
自分でつくる未来とは、自分で主体的に選択する未来のことです。自分でつくった未来では、責任はすべて自分です。自分で選択したのですから、他人のせいにしたり、環境や時代のせいにはできません。全部自己責任です。
「自由」とは問題や困難を引き起こしているすべての原因やその責任を自分以外に求めず、全てが自己責任と捉えることです。
言い訳をするような人間にならないでください。
できない理由を探すことよりできる方法を模索することに時間と労力を注いでください。
君たちの明るい未来に栄光あれ。
 

後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

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