今朝、ニュースチェックをしているときに、「ビジョンは、共に学び共に成長する」というフレーズを目にしました。
瞬間的に「あぁ、こりゃビジョン実現できないな」と直感したわけですが、それはなぜかというと「共に学び共に成長する」というのは方針や意気込みであってビジョンではないからですね。
ビジョンというのは、その方針で活動していった暁にはどのようになっているのか、その理想状態を明文化したものです。
企業活動で言えば、企業がその事業を継続した結果、どんな社会を実現したいのか、どんな世の中にしたいのか、その世界観を表現したものとなります。
それは細部に渡って具体的で、だれもがありありと思い浮かべられ、素敵だなと思えるものであればあるほど素晴らしいビジョンと言えるでしょう。
言葉の定義は正確に用いること。それだけで経営の質がぐんと上がります。
さて、企業文化を醸成したり組織風土を改革するには、このビションの明確化は避けては通れません。
経営理念に始まり、ミッション、ビジョン、バリューを策定します。その他、スピリットやコンセプトなど、会社によってしっくりくるものがあるでしょう。これらをきちんと定めて、その上で自社の事業を再定義しなければなりません。
その際、ドラスティックな組織変更も行わねばならないことも出てくるでしょう。
というのも、こういった会社の根幹とも言うべきものを明確化していくことで、自ずとその組織に望ましい人材を定義することになり、今まで曖昧だったところに巣食っていた望ましくない人材たちの居場所はなくなっていくからです。
会社にとって好ましい人たちのために組織をフィットさせていくわけですから、好ましくない人たちを降格、異動、リストラする覚悟も時と場合によって必要だということです。
我が社では、このヘビーな仕事をCompany Renovationと名付けて特別視してます(価格も特別です)。
つまり、企業文化を醸成したり、組織風土を改革したりするのはそれほど大変なことなのであり、不退転の覚悟がなければできないことでもあります。
当社はこの厳しい改革サポート事業をサービス提供していますが、任せておけばなんとかしてくれるだろうという他人任せな考えをお持ちのところとはお付き合い致しません。
なぜなら、改革するのは我々ではなくあくまでも貴社であるからです。
改革のために実行すべきアクションの助言は当社で行いますが、それを実行するのはあくまでも貴社であり、経営者であるあなたです。
改革のためにはどんなことでも実行してみせる、その覚悟がない人には改革など実現することは叶いません。
そのくらい大変なことですが、避けては通れないものでもあります。だったらあとはいつやるか。
不退転の覚悟ができたらご相談ください。
コンセプト・コアの企業文化醸成、組織風土改革サービス→MR-C
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