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主体的とは100%自己責任な状態

何か問題に直面した時、それを相手のせいにしたり環境のせいにしたりするのは、主体的な姿勢とは反対の、人頼りの姿勢にあると言える。 問題は自分で解決しないといつまで経っても解決することはないので、人頼りの姿勢は問題の先送りであり、現状維持に過ぎない。

問題ではなく原因にアプローチせよ

先日、テレビを見ているとおもしろい番組がやっていた。
「犬(チワワ)が主人を吠えるのでそれをやめさせたい」という主旨の相談をプロの調教師にするのだが、その調教師がすごかった。
すぐにはチワワの調教にとりかからず、相談者の家にビデオカメラを仕掛けて、その様子を監視したのだ。
すると、チワワが吠えるとご主人が嫌がる、夫が嫌がっているのを見て奥様が笑う。奥様が喜ぶのでチワワがますます吠えるという連鎖を発見したのだ。
そこで、チワワにではなく奥様に「犬が吠えてもけして喜ばないように」と伝えたのだ。するとどうだろう。その翌日からチワワは吠えるのをピタリとやめたのだ。
人はいろいろな問題に直面した時、とかくチワワ(景気や他人)に原因を求め、チワワ(景気や他人)を変えようと考えがちだが、その対応こそが問題の現状維持に一役かっていることがよくある。

罪を憎んで人を憎まず

このように問題の原因を「相手のせい」にしている限り、人は自分の行動を変えようとしない。だから、学習も成長もせず、同様の問題と何度も遭遇することになる。
とは言うものの、人は根本的に自分を肯定したい生き物なので、「自分に原因がある」と考えるのは少々ハードで、実際はこのことが原因でセルフイメージを下げてしまう人が多いのが実情だ。
なので、そういうことにデリケートな人には次のように考えるようアドバイスしている。
「あなたは悪くない。もし問題があるとしたら、あなたではなく、あなたのやり方だ。ここでよりよいやり方を身につければ、きっと次はうまくいくでしょう。」
このような考え方は、人から迷惑を掛けられたと感じた時にも役立つ。「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉があるが、「人」と「行動」を分けて考えないと、その人自体を嫌いになってしまうことになり、問題の解決は程遠いものとなる。
問題と直面したら、自分を責めたり相手のせいにしたりせず、成長と現状打破の機会にしたい。

原因の2要素

問題ではなく原因を解消せよと言うが、原因には2つの要素がある。内因外因だ。このことを知っているだけでも問題解決は格段に簡単になる。心理学ではここに心因を加えたりすることもあるようだが、それは内因の範疇と言えよう。
外因とは、他人や環境、時代などの外部要因のことで、これは変更不可能なので「ルール」「条件」と言い換えてもよい。
問題解決できないと嘆く人は、ほとんどがこの外因にフォーカスしており、変えることができないものを変えようと無駄な努力をしていることがほとんどだ。
主体的に問題解決しようとするならば、フォーカスすべきは内因だけである。さらに高度な問題解決では、外因すらも内因と扱って、つまり、その外因を発生させてるのも全部自分のせいにして解決しようとする。

主体的とは100%自己責任な状態

経営者には「天気が悪いのも全部自分のせいと思え」という教えがある。100%自己責任、この状態が主体的な状態である。
おもしろい調査データがある。年収1500万円以上の人と、年収500万円以下の人に、不運な目に遭っても、「すべて自分のせい」と思えるか、というのを調査したものである(「年収1億円」稼ぎのエッセンス 第1回より)
結果としては、年収1500万円以上の60%が自分のせいと答え、500万円以下の過半数以上が自分のせいではないと考えていることがわかった。
つまり、自己責任の度合いが収入の差となって現れることが明らかになったわけだ。

夫婦の関係においても同様。夫婦の間ですれ違いがあったときに、相手のほうが悪いと思うから、問題が起きるのだ。
そうではなく、たとえば奥さんが食事をつくらなかったとしたら、奥さんをそのような気分にさせている自分が悪い。家に帰ったときに、奥さんの機嫌が悪かったとしたら、それも自分が悪い。
もしかして、「ただいま」という自分の声が暗かったのかもしれない。
ぜんぶ自分が悪いのだと、まずは思え。
そうすれば、自然と解決策が生まれてくる。ところが、相手のあそこが悪い、ここが悪いと言い出すから、何の解決にもならず、同じ諍いを繰り返す。
自分にとっての新しい気づきがないだけでなく、人間的な成長もなくなる。自分が成長しないどころか、どんどん後退していくことになるのだ。
つまり、とても自分のせいとは思えないような不運に遭っても、すべてが自分のせいであると自然に考えられるのが、1億円以上を稼ぐ人の思考である。
ほかの誰のせいでもない。自分が引き受けていくしかないと思えば、すべてに覚悟を決めて向き合うことができる。そのときには、これまでのやり方では通用しない。考え方そのものを変えなくてはならないかもしれない。
だが、まずは「起こったことは、すべて自分のせい」と受け止めることができるかどうか。すべてを自責と考えることができる人は、何があってもポジティブに解決策を考えていける人でもある。
そして、そのような前向きな行動力をもった人だけが、とてつもない報酬を手にすることができるのだ。
【年収1億を生む黄金則】「他責」はひとつもなく、すべてが「自責」であると心得る。


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 従業員への不満

経営者であれば、従業員への不満は悩みの上位に常に君臨していることだろう。実際、当社に寄せられる経営相談でもかなりの割合を絞めている。しかしながら、もし従業員が自分が期待するような働きをしてくれていないのだとすれば、それすらもそういう環境しか与えられていない経営者の責任である。
ミスが頻発したり、犯罪行為が起こるということすらも経営者の責任である。実際そうだという話ではなく、そういうつもりでいなければならないという心構え(あり方)の話なので勘違いはしないでいただきたい。最近流行りの食品偽装問題もそうである。「現場が勝手にやったこと」なんていう経営者は経営者失格なのだ。

後藤 健太

後藤 健太

サムライ社長/株式会社コンセプト・コア 代表取締役

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