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問題解決とは何か
問題解決とは何かがわからないと問題は解決できません。
同様に問題とは何かがわからなければ問題を認識することができません。
「なにか問題ある?」と聞いた時に「何も問題ない」「ノープロブレム」と答える人というのは、問題ないのではなく、単に問題を認識していないだけなのです。
では、問題ではなく悩みと言ったらどうでしょうか。
人は多かれ少なかれ何かしら悩みを抱えているはずです。問題というと、世間や他人、社会や環境、時代など社会的、外的要因に起因するものをイメージしがちですが、悩みというと途端に我が事として、プライベートなものを連想します。しかしながら、悩みというとなんとなくネガティブで暗くジメジメした感じがして、できれば注視したくない、無視したいものに思えます。
つまり、問題解決と悩み解消は似たようなものなのですが、ここで言いたいのは、問題=悩みだということではなく、問題というと、外的要因に意識が行ってしまいがちなのを、悩みと捉えることで、我が事化して内的要因として考えなければならないということに気づくことと、悩みというと無視したい気持ちになるのを、問題と捉えることで、解決すべき対象として前向きなきもちになることに気づくことです。
すなわち、問題は問題のままでは解決できません。悩みも悩みのままでは解決できません。問題を悩みに、悩みを問題に認識を変えることによって解決しやすくなるということに気づくことです。
悩みの3原則
問題解決だろうが悩み解消だろうが本当はどちらでもいいのですが、印象は大切です。カウンセラーさんなどは、悩みという方があっているかもしれません。問題というとコンサルタントっぽいですよね。また、悩みの解消は若干重く暗い印象がありますので、ここでは明るく前向きに、目標達成、理想実現していこうという思いを込めて、問題解決という言葉を使います。
ところで、悩みが解決できない理由として悩み3原則というのがあります。
- 悩みは悩みのままでは解消できない
- 悩みは人の数だけある
- 何が悩みなのかわからない
ということです。当然といえば当然なのですが、当たり前過ぎて逆に盲点になっていることでもあります。何が悩みだかわからないと解消のしようもないので、まずは悩みとはなにかが大切です。
悩みが特定されたのなら、問題に転換することで問題解決の土台に乗せることができます。ここがスタート地点です。
問題認識の3段階
問題は解決される前に発見されなければなりません。発見されたならば解決すべき問題が特定される必要があります。問題を引き起こしている原因には、解決出来る原因と解決できない原因があります。
- 問題の発見(悩みの問題化)
- 問題の対象化
- 問題の階層化
詳しくは、動画でご確認ください。
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